高知の西端、宿毛湾の沖合に浮かぶ孤島・沖の島(宿毛市)。この週末は、沢マンの17号(17hと17k)、11号夫妻(11hと11w)と共にこの沖の島へと小旅に行って参りやした。
沖の島の中心集落弘瀬は、17kのお母さんのふるさとで、今回の小旅は弘瀬の荒倉神社の秋祭りで17k母、17k祖母が一時帰島するのにあわせてお邪魔しようというものです。
もともと沖の島はすごい行きたいところでした。高知に戻ってきて約8年、県内で行ったことのない集落はあんまりないんではないかというくらいウロウロしてきたのですが、沖の島、鵜来島などの島だけはその中で完全に抜け落ちていたのです。まあこれは、沖の島に入るには朝夕2往復の船に乗るしかなくて、行くには前日に宿毛入りしておかないといけないというのが大きかったわけですが。。。

今回は、前日の金曜日の夜に沢マンを出発。全員が沢田マンション住人で、しかも全員が3階に暮らしている超ご近所さんなので、もうあまりにも楽です。途中で拾ったりする必要がない! マンション出発は20時30分。途中馬鹿話などしながら23時には宿毛着。泊まりは宿毛の17kの実家です。なんだか改築に改築を重ねたらしい立派な家で、着くなり早速ビールとおつまみを出して貰い、のんびり思い思いの時間。んで、おいらは眠かったので早めに睡眠。
気付いたら、朝。船は7時の出航なので、5時30分に起床。おいらがこんな時間に起きることは一年に数回もありません。正直眠い、眠い。だけどなんでこんな時間にきちんと目が覚めたかというと、この家の愛犬であるジンの散歩に行ってみたかったというただそれだけのこと。

愛犬メイが亡くなって以来、あんまり犬とふれあうのが好きじゃなくなっていたんだけど、やっぱり犬はえい。しかもなんか歩き方が変な犬で、まるで欽ちゃん走りのような歩き方。そんな歩き方だからかしらないけど、ちょっとした溝もようジャンプできん。だけどおなかをなでると猛烈な勢いですぐにひっくり返り、足をバタバタと上下運動。
あーかわいい。こういう馬鹿犬(実際にはかなり賢い犬種ですが、喜び方が馬鹿なほどかわいい犬という意味)、おいら好きです。わかりやすいというか。。。
んで、朝食を摂ったのち、宿毛港へ。旅はここから。朝7時、朝日とともに宿毛港を出港。船は春の直島ツアー以来。だけど今回の船は本当に小さい船。下手をすればちょっと大きめの漁船なみというくらいの大きさなのだ。船には島への郵便物や食糧、その他荷物等が積み込まれ、ピーという電子音にも似た警笛を鳴らしながら港内を出る。
興奮モードのメイツは小さいけれど海風が気持ちのいい甲板に上がり、大月海岸や宇和海岸を眺める。

まず向かうは鵜来島。小さい船ということもあって、時折何かにぶつかったような揺れ方をする。こら酔い止め持っていなかったら結構厳しいかも。
そして結構飛ばすのね。徳島の鳴門の渦潮観潮船ほどではないけど(北朝鮮の工作船よりも速いという)、舳先で砕かれる波しぶきは相当に大きい。。。
この間少し仮眠をとって、鵜来島に7時50分着。島では荷物を積み降ろしし、何人かの島民が乗り降り。面白いのは、ここに限らず係留するためのロープの「受け」を島民がやっていること。船から投げられる係留ロープを受け取り、港の留め具に手際よく結びつける。おいらが見たのでは、鵜来島はおばあちゃんで、沖の島弘瀬は子どもだった。
ここから30分で沖の島。一度仮眠で全員客室に引っ込んでいたけど、島が近づいてきたこともあってみな外へ。すると11hがなんだか大騒ぎをしだしている。なんじゃなんじゃと思って右舷を見ると、そこにフリッパ〜!!!!!!!

11wによると計5頭が船周辺を並走していたらしく、右に左に行き交いながら時折ジャンプしてくれる!
野生のイルカ!
なんでもこの巡航船でもイルカの群れに会うのは珍しいらしくて、船員さんも写真を撮っていたりする。隣に立っていた女性客もひとりパチパチと拍手。うん、これは拍手したくなるし興奮します。

もうまさに幸先のよい旅路。これだけでも幸せな感じです。

しかし島でおいらたちを待っていたのは・・・・

つづく