イチハラさんは言葉の力の作家。愛と笑いにこだわって、デビュー以来一貫して言葉だけの作品を作り続けている。
同じ大学の大先輩にもあたり、デビュー以来ずっと好きな作家さんの一人。1995年頃に大阪のサムミュージアムで開かれた大展覧会に行ってものすごい衝撃を覚えたことを今でも鮮明に覚えている。
おいらが作家名を「タケムラナオヤ」にしはじめたのもイチハラさんの影響モロ受けだし、愛とか笑いとか、なんかそういうのがものすごくデザインにせよ地域計画にせよ必要だなーとお門違いに捉えるようになったのも、影響モロ受けだ(愛と笑いは、恩師井上明彦先生からの影響もでかい!)。
で、エンジンゼロワンで微妙に賑わうきのうの夜、そんなイチハラさんとTACOメンバ、高知大の学生さん、県立美術館の皆さんで宴inパンダ屋。
イチハラさんは作家さんがよく持ってる変なオーラをビシバシと出すこともなく、もんのすごくきさく。吉川晃司のことを語りだしたらもう止まらないところとか、なかなかたまらない。でも、作品の話になると本当にまじめで、なるほどデビュー以来20年近くにわたり美術の最前線で異色の活動を続けて来たその芯の太さを改めて感じたのでした。15年前からやっていることは一見変わらないのに、常に前の作品を越えて行かなければならないその強さ。15年経っても飽きない、作品の強さ。学ぶこと大杉。
イチハラさんの愛と笑いと少しの棘ある言葉を街で踊らせることができないか???
そんな風景を見たいです。
とことんやれば、世界中からヒトがくるで。