えー。なんというか、今回の平成の大合併ではよくわからない名前の、さくら市だのみどり市だのなんだのと、もう全く歴史も地理もへったくれもない、たぶん「今」のことしか考えていない新市町名があふれだしているわけですが、どうやらこれは「紋章」でも同じようです。
クイズです。
下の5つの紋章は、仁淀川町、黒潮町、四万十町、津野町、中土佐町のものですが、どれがどれだかわかりますか? おいらにはさっぱりわからん。

そもそもこういう紋章や市町村名の応募は一時期ブームみたいなもんになっていて、それも全国から応募をするもんだから、その土地を訪れたこともない奴らがこぞって応募してきおるわけですよ。だから黒潮町だなんていう名前も出てくるわけですが、紋章も同じ。応募者の出身地はどれも県外です。このうちその町を訪れたことのある人ってどれくらいいるのか聞いてみたい。
まあこんなんですからね。なんだかなーと思いますわ。。。
市町村合併に伴うシンボル公募に挑戦しよう 4

ここでこたえあわせ
左から順にいきます。

四万十町
採用者○和歌山県田辺市
表現内容○四万十町の『四』の字と合併町村数を配して四万十川のイメージを図案化、豊かな自然に育まれた共生する人々の活力に満ちた安らぎの郷を表現
仁淀川町
採用者○北九州市
表現内容○仁淀川町の「に」の字をモチーフにした親しみやすいデザイン。美しい川、深い山々、町民の力をそれぞれ青、緑、赤の3色で表現
津野町
表現内容○倉敷市
表現内容○「つの」の文字をモチーフに自然と共生し、明るい未来を目指して躍動する町民の姿が表現
※委員からは、緑の大地と青空を基調とした配色に対し、委員から「太陽の赤を取り入れたらどうか」との意見も
中土佐町
採用者○静岡市
表現内容○山々の緑と太平洋の紺色を基調に、頭文字のNをモチーフにしてさわやかな自然を表現
黒潮町
採用者○豊橋市
表現内容○大地の緑、太平洋の青、太陽の赤の3色を、黒潮町の「黒」の文字をモチーフにして組み合わせたシンプルなデザイン。豊かな自然に恵まれ、力強く明るい将来を目指す町のイメージを表現

どうですか、出てくる「理由」の凡庸さ。緑の大地と太平洋(もしくは川)、たまに太陽。その3つしか高知にはないようですね、はい。
でてくるデザインもどれも同じ感じ。中土佐町がやや具象的だけど、四万十市と仁淀川町はデザインの考え方が気味が悪いくらいに同じです。
さわやか、躍動だのと二の句も同じ感じだしね。
まあ間もなく香南市や香美市も発表されるので、乞うご期待・・・?