ひとりでウロウロするとイロイロ考えてしまう。


今日はなんだか事務所だとなんか眠くてはかどらないので、街で仕事をしようと思い、でかける。
が、その直前にNPO蛸蔵の登記が通ったということで法務局から電話があり、登記簿謄本や印鑑証明を取りに法務局へ。NPOの設立にかかわるのはこれで3つ目になるけど、いつまでたってもこのプロセスは面倒くさい。印鑑を一体いくつ押して、「この写しは原本と相違ないことを証明する」などと原本証明の短文を書いたことか。所轄庁も法務局も細かいところをきちんと指示してくるので、基本細かいことが苦手なおいらはどーしてもイライラするしかない。
まあそれでも、旧法務局に比べると全体的に作業がスムーズになっているようにも思えた。以前は登記部門と申請部門がごっちゃだったのが別々になったりしたからか、なんか待ち時間が短くなったような気がする。

さて、法務局に到着すると、なんだか一階でイカツイ服の男たちがウロウロとしておる。駅ウラに新しく建てられたこの灰色の全くもって魅力のない建物には、税務署と法務局、自衛隊が入っているので、間違いなく自衛隊だ。
どうも自衛隊のイベントかなんかがあるのか、胸にたくさん階級章も付いた服を着用したオジサンたちが忙しなく動いている。ついこないだ坂の上の雲を見たせいか、ちと軍服的なものに興奮する。やっぱ正直かっこいいわ。
最近なにかの記事かで、ガンダムの影響で日本の男子は軍事音痴が多くなっているとあった。普通、子ども時代の男子は戦艦や戦闘機が好きになったり一時期軍事にえらい興味をもつものだが、日本ではガンダムにそれが収斂されてしまうのだとか。
まあほんまかいなという感じの記事だったけど、おいらは超絶ガンダム世代ながらはまったのが小学校4年頃からだったこともあって、どっちかというときちんとその記事でいうところの「軍事に関心持つの道」をしっかりと通過した。
今の自分の思考パターンにもどっか通じるんだが、持っているプラモはほとんどがネームシップではなく二番艦が多かったような記憶がある。確実に作った記憶があるのが、武蔵(大和型の二番艦)、瑞鶴(翔鶴型の二番艦)、陸奥(長門型の二番艦)、矢矧(軽巡洋艦で阿賀野型三番館)。空母をあともう一個くらい作ったような気がするが、これにたくさん零戦や紫電改とかのすごい小さな飛行機を積んだり飛ばしたりして遊んでいた。
んで、その後はロボダッチや宇宙戦艦ヤマトのプラモ道を通り、小5くらいからはガンプラ→MSVシリーズへ突入。最終的にはNゲージにまで行って自分の中での模型道は80年代のうちに終わりを告げた。
てか今の子ってのはプラモとか作るんだろーか。最近のガンプラは、色を塗らないでもいいようになってたりするらしいんだが、それは本当に面白いのだろうかなどとどーでもいいことを詮索する。

まあそんなことを考えていたら、登記簿謄本があっさりできてきた。

で、街へ行く前に、看板の設置位置とかを確かめに工事中のアートゾーン藁工倉庫へ。あと2週間もせんうちに、mama!milkのライブ。3週間もせんうちに、全体オープン。内部は8割がたできてきているものの、なかなかこれは忙しない。実体がないこともあってなかなかその道の人たちへの広報がうまくできてないのも気がかりなところ。まあできたら後は流れるように流れていくのだろうけど、毎度のことながらイベント前というのはどうにも気が落ち着かないのだ。人は入るのだろーかとか、事故はないだろーかとか。まあしかし、四国全体の文化観光に資するものとして、何かこの場所が役に立てばうれしいもんだ。

さてようやく街へ。ひろめに停めて、まずは街を一周。どんどん日程が遅れて来月末発行予定でようやく決まった「商店街のまだ拾い出されていない魅力を知ってもらえるようなフリーペーパー」のネタ探しだ。
とはいえ、普通に歩いていてもやっぱそうそう見つからない。気がつくのは、去年「OBIBURA MAP」を作った時に行った店が無くなっていたり、新しい店になっていたりすること。なんだかんだいうても、まだここの商店街は他所の地方都市に比べたら新陳代謝が進んでる。
イオンやネット時代の中であんまり必要性がない扱いされてしまう商店街だけど、やっぱこういうところがないと、「都市」じゃないわなあ。イオンはやっぱどうしても逆に田舎臭い。都市の魅力っていう話につながらないわなあ。でもイオンにやっぱ人は行くわなあ、便利だし、などと思いながら、金高堂へ。
ここでちょっとデザインの参考になりそうな本を探していたら、駅弁学会のE氏にばったり遭遇。普通金高堂の3階なんてあんま人こないところなのに。TCGの見本市の帰りだそうで、踊り場のところで鉄道話やら駅弁話やらでミョーに盛り上がる。思えば高知で鉄話できる人、この人だけなんよねえ。駅弁学会も事実上活動ストップ状態だけど、まあどっかで仕切りなおしして、駅弁業者や鉄道事業者の生業の立ち位置から提案できるような形にしていきたいもんだと思う、久しぶりに。

結局2時前に出たのに、喫茶店に到着したのは5時すぎのこと。今日の街で見たこととかも踏まえつつ、12ページの構成を検討する。よく考えたら、台割考えるときはだいたいいっつも喫茶店かマクドだ。なんか事務所や家だと台割用の脳味噌にならないらしいなあとはじめて気づく。
ほんでここで街在住のO氏にネタ探しで電話したところ、ちょうど近くにいて、久しぶりに珈琲。イロイロと最近の街ネタを仕入れる。
で、聞いたことを纏めようと先日買ったばかりのMacBookをだしてFON接続しようとすると、なんだか妙にうまくつながらない。wifiって便利だけど、見えなさ過ぎてやっぱよくワカンネと思う。

そして、wifiがなんかうまくいかないときの変なざわめきは、5月に仙台と石巻を訪れた時に通った福島で感じたザワザワ感とどっか似ていると思った。車窓に映る福島は、本当に綺麗な街だった。しかしこの街のあちこちにホットスポットがあるわけで、この山々の向こうには福島第一がある。どうしようもない、心の奥の方で蠢く、カサカサ、ざわざわ。
でも、自分はこの街には住んでいないから、最終的な感覚はよくわからなかった。あくまでただの通過する人間の感じ方だった。
で、余りにも些末な比較なんで困るけど、wifiにつながったりつながらなくなったり、その原因がわからなかったり、でも解明のしようもなくて、というこの状況の向こうに、なんとなく福島に暮らす人たちの不安感がほんの少しだけ立体的に感じられたような気がした。
高知もセシウムかなんかが山中に落ちている可能性があると数日前にネットで流れていた。どうしようもない不安感。でも、どうすることもできない不安感。やっぱり、こんなことが日本の日常になるなんて、本当に寂しい。