言葉とカラダのパフォーマンス。

実はまだDVDにも目を通さず、Youtubeに上がっている映像も見ず、蛸蔵でHanbun.coの「やぎさんゆうびん」をやってほしくてお願いしたのが去年の暮れくらいのこと。以来半年やっぱりDVDにもYoutubeにも目を通さず、いただいた写真でチラシを作って地味に広報に努めたのがこの1ヶ月。気がつけば公演は明後日のことになってしまったわけで。

さて、Hanbun.coで踊るのは、一昨年帯屋町で100人を率いて踊ったり、県立美術館で「SCRATCH」を制作発表したり18周年のイベントで記念のダンスを踊ったyummydanceの得居幸。そして、ダンスにあわせて言葉がはねるアニメーションを制作したのは、同じく「SCRATH」でアニメーションを担当した山内知江子。

この二人と、Hanbun.coのマネージャーを務める高市さん本日高知入りして、設営から一回目の部分リハを行った。

そしてはじめて生で見る「やぎさんゆうびん」は、想像以上に心をどこかに持って行かれる面白さに満ちていた。映像とダンスの華麗なる融合とチラシでは書き込んだけど、まさにその通り。映像の中でダンスをし、ダンスにあわせて映像がついていく。そこに、童謡から取った音符だけで構成したという音楽が流れ、なんとも静かにトランス状態に持って行かれるのだ。

チラシでも、写真でも、単なる映像でも、この面白さはやっぱり伝わらない。自分もはじめて松山でyummydanceのパフォーマンスに触れるまでは、「こんてんぽらりーだんす?」という感じだった。なにがおもしろいんだとも思っていたし、正直よくわからなかった。が、見終わった時には、mama!milkのふたりの演奏を聴いて「蛸蔵」をつくりたいと思ったように、可及的速やかに高知でも公演してほしいし、企画しましょうよと声をかけてしまっていた。

そもそも、パフォーマンスというのはとても告知が難しい。高知の場合は、もともとダンス文化=よさこいになっているところもあるから、コンテンポラリーは殊更に難しい。それゆえ、その後「企画」が実際に実現するに至った2007年のかるぽーとでの「knewman」公演にしても宣伝美術で関わった高知県立美術館の「SCRATH」にしても、集客に共に大いに苦労する羽目になったのである。今回もやはり同様。土曜日の公演はほぼ満席になったものの、ダンサーもいよいよ濃密さをましていく最終公演である日曜日の夜はまだ空いているような状況で(マジでもったいない)、主催者だからいうのではなく、ホントに相当もったいない状況になっている。

この映像は、今日のミニリハの風景。まだ蛸蔵の会場のスケールを掴むためのリハだけど、映像の光と流れゆく言葉、それと交錯するカラダの「まさにコラボレーション」に息をのんだ。そして、そんなパフォーマンスではないのに、不思議と涙まで出そうになった。
これまでいろいろとパフォーマンスや演劇は見てきたけれど、この手のものはこれまで正直見たことがない。見たのは45分の公演中数分だけで、あとは静かな場面もあるらしいけど、テクニカルな面からも、パフォーマンスの面からも、早く公演当日を迎えたいと思ったのである。

[会場]蛸蔵 高知市南金田28
[日時]6月2日(土)18:30開場/19:00開演
6月3日(日)①13:30開場/14:00開演 ②18:30開場/19:00開演

[料金]一般前売1800円/当日2000円
hanbun.co@hotmail.co.jpまで①お名前②ご希望日時③枚数④連絡先を送信してください。折り返し確認メールを送信いたします。

[公演情報]http://warakoh.com/?p=2085