先週、御畳瀬であったひもの祭りでの一枚。
このニロギたち、一時間後にはみんな誰かの腹の中。
そう思うと、なんだか愛おしくなってくるのであった。

こいつを港の揚げ場に置かれた七輪でじゅっと焼いてぱくりといく。
ヒメイチや沖うるめなんかと一緒に焼くと、うるめの油で一気に炭が燃えて、ちいさいニロギはすぐに真っ黒。だけど、うまい。
こんなに小さい魚なのに、イヤミの無い香りとくどくない味が癖になる。たぶん日本酒がそこにあれば、もっとうまい。

このお祭りを企画したのは城下夫妻。かるぽーとでのミュージカルで主役を張り、自宅のガレージにためこんだ流木で作品をつくり、美味しい干物を研究し、紙芝居やおはなし会をあちこち出向いて続けてる、ホントにどこまでもアグレッシブな夫妻、なのだ。