麻生さんの支離滅裂政策ではじまった高速週末1000円の波にあわせて、うちのデミ子にもETCを取り付け。
うーん楽ね。

まあ以前よりは高速に乗らなくなったので今さらなんだけど、サッと高速に入れるのはまあなんかうれしい。

そして週末1000円。もともとは民主党が高速無料という「嘘だろ~」という公約を打ち出していたのを自民党がアブラあげさらった形だけど、なんか複雑すぎてよくわからない。

それに、この2年のうちに瀬戸内のフェリーとかJR四国とかはだいぶ衰退すんではないか、それでかえって3年後から後どーなんの?と余計な心配をする。さらにいけば、民主が政権取ったらJR四国はなくなるかもしれんなあとすら。高速バスだってどーなることか。

で、今日歩屋のパン祭りに行くときに高速を使ってみた。

南国SAは県外車がずらり。愛媛、徳島、香川はもちろん、姫路や奈良、名古屋、尾張小牧、品川・・・まあ普段とは段違いの車の量、ヒトの量。日曜市も当然ヒトだかりで、付近の駐車場も結構埋まっていたりでGW状態。

この1000円政策は、普段「橋が高くて」“お金距離が遠い”四国に利ががあると思っていたけど、実際なかなか効果があがっている感じだ。

そこで思うこと。

なんか仕事で関係する人の多くも、新聞でみる財界人や県庁とかも、なんかもーすっかり東京しかみてない。観光でも物販でも東京にいかにして売り込むか、そのことばかり議論しているよーに見える。

で、そういうヒトやニュースをみるたんびに、なんで関西をそう軽視するの?と思ってた。そしてそのことを指摘しても、必ず東京圏の人口の異常な多さと経済力を語りだし、情報発信力の高さ等等費用対効果を延々と語りだす。で、その一方、関西の評価は正当にしていない。タイガースがある田舎、くらいにしか思ってないんじゃないの?とすら思う。

でもですね。関西や近畿ったって2000万人のヒトが暮らしている(首都圏は3500万)わけで、経済力でもなんぼ落ちたって世界企業が軒をまだまだ連ねているわけですよ。

それに、関西におればわかることだけど、関西は異様に関西ローカル番組が多い! これって逆に見れば、東京ネット発信の情報で薄く広く情報を流すよりも(最近のテレビは本当につまらない。制作費の圧縮もあるけど東京・名古屋・大阪の番組制作のせめぎ合いの範囲が狭くなってることも影響してるんでは?)、もしかしたらずっとより濃く高知の情報を2000万人に訴えることができるかも知れない、ということでもあるんじゃないか。

この週末の県内を見ても、車の多くは当然近い関西や中国地方がメイン。全国各地のプロフェッショナルなアンテナショップが軒を連ねる銀座なんかで店を探すよりも(まあ東京にも大きな店は絶対いるけどね、むしろなんか高知の店は池袋とかの方が沿線の客層とかとも似合うような気がする・・・そういう意味じゃ吉祥寺とかに店がある現状はミョーに納得できる)、心斎橋や元町で店を出した方が実はよっぽどリーズナブルだし、関西から「結構近い高知」を知ってもらういい機会になるんでないか、と。

そういう意味では福岡や広島、岡山にもまだまだ打ち込む手はあるし、わざわざはるばる東京なんぞに売りに行かずに、近場で押さえるべきところ押さえた方が良いんじゃないかと。東京に店出す資金でもしかすっとその他の大都市に2、3個は店ができるんでないかと(これって日本がいつまでもアメリカばっか見てるのと似てる。中国はインドやロシア、アフリカへとどんどん外交を広げ、韓国はアメリカと中国を両にらみして動く方向へ動いて、変わりゆく世界情勢の中で、自国の立ち位置を明確にしていこうという姿勢がみえる。だけど日本はダメダメ)。

ホントに高知って、なんかこういうところダメダメですねえ・・・いつまでも東京じゃ~東京じゃ~と唸っているのって、いつまでも龍馬じゃ~龍馬じゃ~と唸っているのと同じくらい、なんかずれてるような気がする。

そう、古いんです。

だから、遅かれ早かれETC効果は他県に先駆けて終わる!→ただし龍馬伝効果でそのことは見えずにおそらく終わる→成長しない