高知の隠れたミュージアム。
その代表格ともいえるのがここ。
足摺は竜串にある「海のギャラリー」。

黒原和男氏という地元の方の貝類3000種約8万点を展示するギャラリーで、設計は林雅子。
一時期は廃館も取沙汰されたが、その高い建築的価値に着目した建築士会が動き、見事改修・存続と相成ったミュージアムなのだ。
館内はまるで海の底にいるかのよう。
1Fは2Fにつながるガラス天井になっており、自然光に照らされた貝の裏側をみることができる。
ガラス天井から差し込む光は深海に差し込む光のようなイメージで、大阪でいえば海遊館の通路を歩いているような感じ。
なんだか、この演出は憎すぎる。

そして2Fにあがると、突然わーっと光の海へ。
ここは浅い海の底のようなイメージ。

左右の展示ケースと、中央の1Fに繋がるガラス天井に、見た事もないような貝がずらーっと並ぶ。
建築の良さもさることながら、「コレクション」というもののすごさを感じさせるミュージアムなのだ。
ただ、少し不満があるとすれば、少し展示物とキャプションが合っていないこと、だろうか。
まあこれはゆくゆく解消されていきそうですが。

海のギャラリー
高知県土佐清水市竜串23番8号
開館時間/9:00〜16:00
休館日/木曜
料金/大人500円、中高生300円