「高知遺産」、その本の内容は、これまで3度の展覧会に合わせて参加者の人たちから収集してきた写真と文章を中心にまとめていく形をとっている。
まずはグラビア。日曜市、鏡川大橋、土佐電鉄、55番街、愛宕商店街、あたご劇場、高知駅など、高知のメジャーな場所でカメラマンの井戸さんが撮影した。
第1章にあたる「消える場所・消えた場所」では、高知駅周辺の再開発に伴って一帯がごっそりかわっていっている一宮街道、塩田湯などこの1年間で消滅した遺産数件、潮江の米穀店など数年以内に姿を消す遺産数件などを紹介。
第2章の「ラビリンス旭」では、旭を3つの地区に分け、30件近い遺産を紹介。
第3章の「南へ」では、浦戸湾沿いの小町の風景を紹介。新浦戸湾10景も。
第4章は「偏愛の空間」では、市内の路地、銭湯、看板、石積、廃墟などを紹介。
第5章は「大人の高知」では、玉水町、玉水体験レポ、堺町など。
第6章は「魅惑の建築」。倉庫、工場、トタン建築、医院、現代建築、キッチュなど市内に残る魅力的な建築を紹介する。
第7章は「遺産フード」。県下全域の遺産的な食資源を紹介。これは別冊をつくってゆっくりやっても良かったと思ったりする。
第8章は「高知遺産エコツー(仮称)」。棚田、川、山など市内に残る自然資源を紹介。
第9章は「高知全県遺産めぐり」。高知市以外の遺産を一気に紹介。
さいごには交通案内や解説、の他、「当たり前すぎる遺産」としてお城やよさこい祭などを紹介。
まあ内容的にはこんな感じ。
いまのところ第6章までと9章がほぼ仕上がっている段階で、なんとか年内にはおおよその作業を終わらせる方向。まあどうなるかはわかりませんが・・・
いずれにせよ春には書店に並ぶはず。ぜひご購入を。