松山に引き続き今度は高松。
ちょっと前までなら四国内は車移動が原則だったんだけど、こないだの松山はバスで、今回の高松はJRで。車で行くよりむしろ旅気分で、道中も本や雑誌を読めるのでなかなかいい。
△鉄の血が騒ぐ高松駅
松山なら往復6300円だから高速代7100円+ガソリン代を考えると完全にお得、高松なんぞ今回は宿付きJR往復9900円なので、高速代6400円+ガソリン代4000円位+宿代より数千円のお得に。
原油高は全くもっていい状態ではないけど、ショック療法的には公共交通の見直しに繋がっていいね。高知市内の移動でも、パソコンや資料を持ち運ばないならチャリ移動が原則になってきたし。まあ個人事務所になったので変な経費を使いたくないというのもあるけれど。
さて、今回の高松入りはちょっとだけ進め方が分からなくなってきているという「香川遺産」のミーティングと、とあるイベントをとある有名な役所建築でやろうとしているのだけどその中身の意見を自由に言うてくれ、という2つの会への出席が用事。基本的には好きなことを言って見なさいという役ですな・・・。
なんだか最近こういう仕事というか、こういう立場で呼ばれることが徐々に増えて来てます。先々週に呼ばれたのは「高知こどもの図書館」。湯〜モア会議でもお世話になっている美人理事長Tさんに誘われて、その活性化についての高知女子大の子からの提案に意見する役。こないだ呼ばれたのは県とNPOの協働のコーディネーターという役回り(が、そもそもコーディネーターというのがよく分かってないので、いまひとつ何をしたらいいのか分かってないのですが)。
で、役所建築イベントの企画は、役所側の意識、主宰者側の意識がどっちも堅くて、それを変えないと結局よくある「自慰イベント」になるんではないかという話を。しかも主催者側はハナから助成金をアテにしていたりするのも、既に制約が多くてなかなかしんどそう。企画書の中にはちょっといじれば面白くなりそうなイベントの計画もあるんだけど、助成金の事情や役所体質がそれを許すはずもなく・・・やっぱりこういうのは、高知の方がうまいかもね。お金がなくても情熱でなんとかしてやる、みたいなパワー勝ちというか。
で、香川遺産。「高知遺産」が「高知遺産」という形になるまで、どういう形で企画が変化したかをまとめて持っていって話をした。で、今振り返っても高知遺産は案外さっさとコンセプトが固まって行ったり、真っ先にメディア対応を考えていたりとなかなかソツがない。そこらへんがまだ「香川遺産」では曖昧な部分もあるので呼ばれたということらしいのだが、高知遺産は当時30歳前後のやや老齢スタッフでまとめていたので、20代メインでやってる「香川遺産」よりも少しだけ手練ている部分があるのは仕方がないのかも。
むしろ、香川遺産の場合に気になったのは、どんだけ熱気を帯びるか。スタッフの出入りも激しく、お金関係でもやや恵まれていたりするなど、「熱中」しにくい構造がちょっとあるような感じはした。まあこれはやり方を少し変えれば全然いい話なわけですが。コンセプトとかは、もう既に完成されつつあるようだし。
ちなみに打ち合わせはD&Department高松店。おいらはDは大阪店しか行ったことないんだけど、大阪店を小さくまとめたよーな感じ。
で、大阪に行った時に、高知でもちょっとやってみたいなあと思ってはいたんだけど、やっぱり高知じゃ無理かもなあ、この業態は・・・と思ってしまった。高知の消費者に、Dのコンセプトはなかなか伝わりにくいかもと。いや、一応伝わるだろうけど、経営としては厳しいかと。Dは好きな店なんだけど、より小さなアンテナショップというか、一部の商品だけを取り扱うような形でないと厳しいかと。
まあまたもう一度ゆっくり行ってみないといけませんな。
夜はまちラボの小西さん、濱崎さんらと3時過ぎまで飲み飲みケンケンガクガク。高松の人たちと飲むとおいらも色々刺激を受けるわ勉強になるわで有り難いです。