10月末から11月20日まで、伊野の紙博で「使える和紙展」を開催します。
もったいないから使わない、
使わないから買われない、
買われないから作れない、
作れないから楮も三椏もダメになる。
まさに「現場」で紙を漉く職人たちが痛感するこの事実。
そして、おいら自身も思う、この事実。
確かに家には何枚か気に入って買った和紙はあるけど使ってない。
気に入って買った和紙の商品はあるけど使ってない。
和紙が生きる道は、高級アイテムの世界なのか、普段着の世界なのか。
その両方に生きる道を作って行かなければ、もうどうにも立ち行かなくなる・・・のではねえか???
そんなことを考えながら企画した展覧会です。
今回の展覧会では、織田信生さん、松林誠さんという大好きな作家さんも迎えながら、
20-30代の若手作家やデザイナーが中心になって
「今」ある私たちの「フツーのくらし」の中で生きる(と思う)
土佐和紙のプロダクトを50個!提案します。
伊東屋や鳩居堂でも売れるようなものが生まれたら!と思っています。
※将来は東京・大阪・果てはトロントでの出張展まで計画中
使える和紙展-TOSAWASHI 50 PRODUCTS-
2009年10月31日~11月20日
いの町紙の博物館2階展示室
主催:いの町紙の博物館/土佐の山 紙資源の会
後援:高知新聞社/RKC高知放送/KUTVテレビ高知/KSSさんさんテレビ/NHK高知放送局/エフエム高知/いの町/いの町観光協会/高知県立紙産業技術センター/高知県手すき和紙協同組合
助成:平成21年度こうち山の日推進事業
 
■手紙の提案
50PRODUCTのなかでも、特に「手紙」は10人の作家さんとデザイナーが考えたもの。一部販売ありです。
okubo junko|asakozirusi|織田信生|formano|柴田ケイコ|竹村活版室|松林誠|丸岡敬子|PPRP 吉岡綾子|わだときわ
■プロダクトの提案
残る49のPRODUCTもほぼ全てを試作。文房具から服、小さな家具に至るまで、これからの試作が大変です。
井村佳奈/K & K/佐藤舞子/関川庸子/竹内麻貴/中村達志/橋本奈々絵/山崎光莉FLAT FURNITURE/和紙工房パピエ/タケムラデザインアンドプランニング
柴田ケイコ|PPRP吉岡綾子|わだときわ ほか
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