13日のブログオフ会の翌日、14日は清水の大岐の浜で体験宿(説明がむずかしい)をなされている「海癒」のOさんが来られる。mixiやブログなどでチョコチョコやりとりを開始していたのだが、ようやくこの日が初見なのだった。また「海癒」については、実際一度行ってから書きますね。
さて、本日のメインエベントは、なんといっても「海月の宴」なのである。おいらが愛してやまないアリサワ酒造の【文佳人】と【安芸虎】が合同で開催するパーチーなのである。ましてや今回は文佳人の方からお誘いを受けていたので、行かないわけにはいかないのである。いや、誘われていなくても絶対に行きたいのである。

場所は芸西村の土佐ロイヤルホテル。赤岡でF氏と合流し、ここから送迎バスに乗って行くのである。待つ事20分、予定よりだいぶ遅れてやってきたバスは、補助席を少し残してほぼ全席が50overの女性陣で占有されていた。
おいらとF氏は、そのバスの中央の補助席に座る以外にない。
衆人環視のバス中央に座らされたおいら。
少なくともこれまで体験したことのない空気に包まれるおいら。
この座っている様を映像におさめたらどんなにおかしいだろう。
7時過ぎ、ホテルに到着。早速受付で6000円を支払い、入場。
もう飲む気十分である。6000円も払うのだから・・・などと貧乏人魂が頭をもたげる。
会場内には、中央にバイキング、その横に15脚程度の丸テーブル。
入場時にはウエルカムドリンクとしてアリサワのもろみ酒をトニックで割ったものが渡される。
ひとくち目はなんだか弱いけど、飲み進めるうちに気持ちのいい味に変化。
自由席なので、おいらとF氏は「日本酒ふるまいテーブル」のすぐ前に陣取ってみる。
渡されたメニューには
1 安芸虎 純米吟醸 + 文佳人 純米
2 安芸虎 純米 + 文佳人 大吟醸
3 安芸虎 純米大吟醸 + 文佳人 純米吟醸
4 安芸虎 大吟醸 + 文佳人 純米吟醸 

が出るとある。
もうさっきまで二日酔いだったことも忘れて、早く早くと体が欲する。
目の前には文佳人と安芸虎が並び、おいしそうな料理もずらり。
会場も満席。こういうイベントははじめてきたけど、結構人が入るんですな。。。
まずはそこに吃驚した。思っていたより若い人も多いし。。。
しばしアリサワ(文佳人)と有光(安芸虎)の社長挨拶を経て、フリータイム。
まずは腹埋めでバイキングに挑戦。一気にお客さんが群がる。。。
なかなかおいしい。肉料理が中心だったけど、こら6000円は安いかも。
日本酒コーナーでは、さきほどの各蔵4種計8種の酒が続々と振る舞われるので、
席が近いのをいいことにどんどん飲んでみる。
むろん安芸虎もそこらの蔵なんか目じゃないくらい美味しい!
しかしやはり百足館的には文佳人。
文佳人は、辛いのに甘く、重いのにすーっと溶ける・・・そんな感じの日本酒だ。
もうひとつのイチオシ土佐酒・亀泉もそうだけど、
出荷量もそれほど多くないし、どこででも買えるという酒ではない。
土佐鶴なんかに慣れてしまっている人からしたら(おいらは鶴を美味しいと思ったことがない)、
逆に文佳人や亀泉は重すぎて飲めないかも知れない。
また、この酒はとても料理を選ぶ。魚と合う、肉と合う、単体で飲む・・・
そのマッチングがある酒というのが、おいら的には本当の酒なんじゃないかと思ったりするですよ。
さて、このパーチーで社長兼杜氏の「甚六」さん、今回誘っていただいた「まの字」さんと初見。
ちなみにブログ「「文佳人」杜氏・甚六の歩路来」もやられてますのでぜひ。
しばし文佳人の好きっぷりを語らせて?いただきました。
また、2人で営業もこなしているという文佳人の裏側を伺ったり、
「日本酒は悪酔いする」というイメージに困っているという話も・・・

そう、本当においしい日本酒は悪酔いしないんですよ。
ひとくちにはいえないけど、居酒屋で出るような悪酒は、飲めば飲むほど悪酔いする。
だけど、本当に美味しい日本酒は、絶対に悪酔いはしない。
良酒は、居酒屋の悪酒のようにがぶ飲みしようとは思わない。
たとえばワインがそうであるように、のんびり飲みたくなるものなのだ。
そしてなにより、変なものを足していないし、くさくない。とにかくきれいな香りがする。
ほんの数分たらずでしたが、そんな話をご夫妻といろいろできたのがとにかくうれしかったです。
また何か文佳人のためにできることがあったら、なんてことまで思ってしまいますな。
ちなみに、F氏、おいら合同判定で、一番おいしかったのは
文佳人 純米吟醸(山田錦50%)でした!
これはとろける。

帰り道、お土産に半分くらいのこった文佳人を夫人が一本くださいました!
今も大切に飲んでいます。
やっぱりうまい・・・