高知県立竜宮城展の関連企画、都築響一さんの「美しい日本のフェロモン風景」を聴きに行った。
さすが都築さん、相当斜めの角度から美術を切りまくる。著名な写真家の撮った作品と、猿が撮った写真。その2点を見比べてみたり、デコトラやラブホテルの過剰な装飾のその先を考えてみたり。
一体どこからが美術なのか。どこからが作品なのか。今回の竜宮城展のコンセプトがより明確に見えて来る、秀逸な講演会だったのだ。
で、夜は都築さんを囲む会にどういうわけかおいらも参加。しかも一次会では隣席! 詳しい話は都築さんの仕事とも関わる部分がありそうなので省くけど、とにもかくにも話が尽きない。ただ、共通するのはよこしまなまでの好奇心と、いやらしいまでの物事の斜め見精神。無名だったりなんてコトの無い物事の中に面白いことは潜んでいるし、そこに焦点をあててこそ全体像が見えてくる。そんなことを改めて大切だーと感じた一日なのだった。
そして、嬉しいのは今後計画しているいくつかの本づくりでもご協力いただけるかも知れないということ。果たしてどうなるか分からないけど、ぜひホントに協力いただけるよう、次の取り組みをスタートさせたいものだ。